認知症介護への取り組みについて

認知症ケアの効果は多数から少人数対象へと,流れが変化しています。

当施設は,従来型の施設でありハード面では,残念ながら認知症の方にとってなじみを持ちやすい環境とは言えません。

気をおいていることは「小規模」「グループ」の「住まい」を用意するといいということではなく,「ここにいてもよいのだ」と感じられるケアを大切にしています。

できる範囲で,

  • 認知症の人の暮らしを支えるためのさまざまな工夫を行っています。
  • 認知症ケア専門ユニット棟をはじめ,利用者様の個性を考慮し,各フロアの雰囲気に応じた入所場所を提供しています。

取組み事例

五感への刺激の機会

散歩にでかけたり,
季節に合わせたおやつ作りの機会を設けています。

作業機会の提供

子どもサイズから大人用まで,洗濯ものたたみは女性にとってなじみのある作業で特に集中される作業です。

ペットを飼っていた方,動物好きの方には

かわいいわんちゃんと触れあいの機会も用意しています。

開かれた施設として社会化の機会

地域のさまざまなボランティアを積極的に設けています。

  • 週1回ボランティアによる喫茶コーナーがオープン。
  • なじみの音楽をBGMに,お花が飾られたテーブルで淹れたてのコーヒーの香りに包まれる時間。
  • 好きな飲み物を注文し,いつもと違う時間を楽しんでいただきます。